映画ノイズ(ネタバレ)
藤原竜也、松山ケンイチ、ダブル主演の映画「ノイズ」を観てきました。
2月12日に、藤原竜也好きの妻と行ってまいりましたー
マンボウ適用中で、売店が全くやってないのがショックでしたねー(レイトショー)
全体の感想を先に言うと、
「話の展開はスリリングで、俳優さんの演技も良く入り込んで観てしまいあっという間に時間が経ちましたが、、、終わってみると色々辻褄が合わないというかモヤモヤしました(苦笑)」
特に、ラストシーンあたりに色々思わせぶりな描写があるのですが、
ケイタ(主人公)の妻のが娘の絵をケイタに見せるシーンが一番わけわからん(笑)
3枚目の絵を、視聴者に見えないように撮影されているのですが、エンドロールの後にも出さんってなんだよ(・´з`・)
ジュン(松山ケンイチ)が、ケイタの妻に好意を寄せていること。
ジュンがケイタを裏切った(町長のケータイを使った)ことを、ケイタの妻が察している?
そのことをケイタは受入れきれない?(信じてやってくれという言葉)
私が察するに、
最後ケイタが警察に自白をするシーンに、
「かさぶたになる」という言葉を残します。
またジュンに対して「妻と子どもを宜しく」という願いも託します。
そして、ジュンが逮捕もされずに普通に生活できているところをみると、
ケイタは捕まった後も、ジュンを庇い本当のことを警察に話していないのでしょうね。
なので、ラストあたりで刑事からジュンに対して「これで終わりと思うなよ」という発言があったのだと思います(刑事はジュンも犯罪に加担しているはずだと思っているが検挙できなかった)。
こっからは弁護士的目線ですが、
今回の隠蔽騒動の中で、一番重罪を働いているのはジュンです(苦笑
町長の頭をスコップで殴る行為は、殺人罪でしょう。
いかに、町長が住民を襲っている状況から住民を守るためとはいえ、あの状況ではやり過ぎですから、せいぜい過剰防衛が成立するにとどまると思います(正当防衛にはならない)。
さらに細か―いですが、
その後死んだ町長の携帯をこっそり盗っているわけですから、
事後強盗に当たり得るんじゃないかと思います。
そうなると、ジュンは強盗殺人罪です(ちょー重たい)。
さらにそっから、死体遺棄、医者を使った虚偽診断書作成罪、ケイタが死なせてしまった分の死体遺棄、犯人隠避とてんこ盛りですね。
一方で、そもそも冒頭のケイタが、男を死なせてしまったシーンですが、
悪くて過失致死罪(結構軽いです)。
良ければ無罪(正当防衛成立)。
なので、初手の段階で隠蔽に走ったこと自体がアホ過ぎるという感覚は拭えません(笑)
警察の事件の追い方、しんちゃん(警官)の自殺に追い込まれる心境の部分はリアルだったと思います。
私的には、松山ケンイチが勿体ないというか、
実は、ケイタに嫉妬してたとか、隠蔽の途中からケイタになすりつけを考えたとか、町長の携帯を使ってしまうとか(あの物語では、ジュン以外に町長の携帯を使いようがない)の要素が、後付け感が否めなかったというところが残念です。
ストーリー的に原作を改変することで色々無理が出たような気がしますね。
ま、それはそれとして、
藤原竜也の悪役(?)としてのくそっぷりは面白かったです( ^ω^ )
安い土下座、鼻水、証拠隠滅(シンちゃんのスマホ回収未遂)は素晴らしかったです。
これを皆さん観にいきましょう(笑)